ケベック・シティー
ケベック・シティー（フランス語：Ville de Quebec、英語：Quebec City）はカナダ・ケベック州の州都です。2002年に周辺の衛星都市と合併し、人口528,595人（2004年）となりました。ケベックシティーは冬のカーニバルと今はホテルとなったシャトー・フロントナックで有名です。メキシコ以北の北米唯一の城壁都市で、1985年ユネスコ世界遺産に登録されました。州の公用語はフランス語であり、アメリカ文化の強い影響下にある北米にありながら、人々の生活、建築、芸術、ファッションなどフランス文化が濃厚に残る非常にユニークな都市です。フランス語ではケベック州をle Quebec、ケベック市は単にQuebecと呼んで区別しています。
ケベック市公式サイト（フランス語）
1608年にサミュエル・ド・シャンプランによって創設され、ヌーベル・フランス植民地の首府となりました。七年戦争では英軍の攻撃を受け、1759年市郊外のアブラハム平原で英仏両軍が激突、仏軍が大敗しました。パリ条約でイギリス領となり、1867年カナダ自治領が成立しオタワに首府が移転するまでイギリス領カナダの首府でした。アメリカ独立戦争では米軍の襲撃を受けましたが撃退しました。
ケベック市は8区から構成されています。ラ・シテ（La Cite）、レ・リヴィエール（Les Rivieres）、サント・フォワ - シルリー（Sainte-Foy - Sillery）、シャルルブール（Charlesbourg）、ボーポール（Beauport）、リムワル（Limoilou）、ラ・オート・サン・シャルル（La Haute-Saint-Charles）、ローレンシャン（Laurentien）。
VIA鉄道でモントリオールから3時間、4便／日です。オタワから7時間、トロントから9時間です。長距離バスは、モントリオールから急行で3時間（1時間毎に出発）です。
ケベックのホテル
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直線距離で、オタワから380km、トロントから730km、バンクーバーから3800km、カルガリーから3120km、エドモントンから3060km、ウィニペグから1940kmです。
ケベック城塞＝シタデル（The Citadelle）：英仏七年戦争の最後の舞台となった「ケベック要塞」です。1820年代からイギリス軍によって建造されました。ダイヤモンド丘(CAP DIAMANT)に立つ星型の城塞です。総督本部、英国王及び皇太子の砦など25の建物があります。現在は、カナダ唯一のフランス語を話す軍隊：カナダ第22連隊が駐屯しています。夏には毎朝衛兵交代式を見ることが出来ます。衛兵交代式は、フランス語で行われる事で有名です。ダルム広場(PLACE D'ARMES)から徒歩15分です。
ノートルダム聖堂（Basilique-cathedrale Notre-Dame de Quebec）：ケベックのカトリックの中心といえる大聖堂で、ケベック大司教座所在地であり、新大陸で最初に建設された聖堂です。聖堂の外観だけでなく内装も見応えがあり、保存されている宝物にはフランス統治時代の絵画や銀器など貴重なものも多いです。ダルム広場(PLACE D'ARMES)から徒歩7分です。
シャトー・フロントナック（Chateau Frontenac）：セントローレンス川の岸辺に聳えるホテルで、ケベック市のランドマークとなっています。1880年代のケベック美化運動における豪華ホテル建設の一環として1893年に建築されたフランスの古城を模したホテルです。急傾斜の青銅の屋根と煉瓦造りの外観が見事です。
プラス・ダルム（Place d'Armes）：旧市街の中心にある、とてもにぎやかな市民の憩いの場所がダルム広場です。サミュエル・ド・シャンプラーンの銅像や、信仰の記念碑と呼ばれる噴水があります。プラス・ダルムはフランス統治下に、軍隊のパレードや演説がよく行われた場所です。シャトー・フロントナックの前にあります。シタデルから200m、徒歩5分です。広場の前には、ケベック州観光局があります。
北米フランス博物館（Musee de l'Amerique Francaise、Seminaire de Quebec）：ユニークな芸術、科学関連のコレクションや古いコインを多く所蔵する博物館です。展示からはアメリカ大陸においてのフランス文化の歴史を感じる事ができます。もとは1663年に設立されたケベック神学校の建物です。神学校は後に発展し、北米最古（1852年、ハーバード大学の1年前に創建）のフランス系大学である旧ラヴァル大学となりました。ダルム広場(PLACE D'ARMES)から徒歩10分です。
ケベック・カーニバル（Carnaval de Quebec）：1894年より続く謝肉祭のカーニバル。カナダ最大規模で、雪や氷の建造物が建てられ、厳寒の夜の市街地をたくさんのパレードが続き毎年百万人以上の人々で賑います。毎年2月に17日間の日程で開催されます。世界最大の冬の祭りとも言われています。
テラス・デュフラン（Terrasse Dufferin）：シャトー・フロントナックに始まり約700m続く木製の歩道です。総督の散歩道へと繋がっています。セントローレンス川と南岸やオルレアン島・ホテルシャトーフロンテナックを眺めるには絶好の場所で、夏には大道芸人が出て見物客で賑わっています。ダルム広場から徒歩1分です。
プチ・シャンプラン地区（Quartier du Petit Champlain）：狭い石畳の道が印象的な、再興された歴史的地区です。ブティックや工芸品、レストラン、土産屋等の店が立ち並んでいます。生き生きした芸術的な雰囲気が観光客に好評です。テラスデュフランへのケーブルカーがプチシャンプラン地区から出ています。ルー ドゥ ラガール デュ パレ(RUE DE LA GARE DU PALAIS)から徒歩20分です。
ロワイヤル広場（Place Royale）：ルイ14世の胸像が建つ小さな広場です。ケベック・シティ発祥の地で、1608年シャンプランが最初の居留地をロワイヤル広場に築きました。17世紀中頃には、市が立ち商業の中心地となりました。
州議事堂（Hotel du Parlement、Parliament Buliding）：ケベックでは歴史的に大変重要な場所です。4つのウイング(棟)が四角形を作る様に建てられた堂々とした造りで、16世紀のフランス古典主義の影響を受けた北アメリカでもユニークな建築物で、1886年建築のフレンチ・ルネッサンス様式です。議事堂の尖塔の高さは50mあります。ダルム広場(PLACE D'ARMES)から徒歩10分です。
戦場公園（Parc des Champs de Bataille）：歴史的な場所であると同時に、自然・レジャー・文化・科学の場ともなっている国立公園です。「アブラハムの平原」の名で知られるこの場所が、1759年の英仏戦争の決戦場となりました。マーテロータワーやジャンヌ・ダルク庭園などの見所があります。新市街、城塞の南にあります。
モンモランシーの滝（Chute Montmorency / Montmorency Falls Park）：景色の美しいモンモランシー公園内にあります。ケーブルカーがレストラン、レセプションルーム、ブティックなどがあるモンモランシー館まで走っています。滝の高さは83mで、ナイアガラの滝に比べて30mも高いです。ケベック市内から12km、車で15分です。
オルレアン島（Ile d'Orleans）：セントローレンス川に浮かぶ全長34km、最大幅8.8kmの島です。1648年に入植が始り、1935年に鉄橋ができるまでは本土との交流が少なかったため、ケベック様式の伝統家屋が多く、入植当初の面影が今も残っています。市内からモンモランシーの滝近くまで来ると右手に鉄橋があり、鉄橋を渡ればオルレアン島です。 旧市街から車で約15分です。
1608年にサミュエル・ド・シャンプランによって創設され、ヌーベル・フランス植民地の首府となりました。七年戦争では英軍の攻撃を受け、1759年市郊外のアブラハム平原で英仏両軍が激突、仏軍が大敗しました。パリ条約でイギリス領となり、1867年カナダ自治領が成立しオタワに首府が移転するまでイギリス領カナダの首府でした。アメリカ独立戦争では米軍の襲撃を受けましたが撃退しました。
ケベック市は8区から構成されています。ラ・シテ（La Cite）、レ・リヴィエール（Les Rivieres）、サント・フォワ - シルリー（Sainte-Foy - Sillery）、シャルルブール（Charlesbourg）、ボーポール（Beauport）、リムワル（Limoilou）、ラ・オート・サン・シャルル（La Haute-Saint-Charles）、ローレンシャン（Laurentien）。
ケベック・シティーへの行き方
飛行機：カナダ各地の都市から多くのフライトがあります。トロントから直行便で1時間半、経由便で2時間10分です。モントリオールから45分、オタワから1時間45分です。ケベック・シティーの空港は、ケベック・シティー市街中心部から西へ13キロメートルの場所にあるケベック・ジャン・ルサージ国際空港です。タクシーでダウンタウンまで約45分、空港～ホテル間のシャトルバスもあります。VIA鉄道でモントリオールから3時間、4便／日です。オタワから7時間、トロントから9時間です。長距離バスは、モントリオールから急行で3時間（1時間毎に出発）です。
ケベックのホテル
ケベック・シティー地図
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ケベック・シティーの観光名所
旧市街（ヴィユー・ケベック）
ケベック歴史地区（Vieux-Quebec）：ケベックの旧市街で、城壁に囲まれた欧州風の市街地です。1985年に世界遺産に登録されました。シタデル、ノートルダム聖堂、主に旧市街のプチ・シャンプラン、アルム広場、ロワイヤル広場などがあります。
ケベック城塞＝シタデル（The Citadelle）：英仏七年戦争の最後の舞台となった「ケベック要塞」です。1820年代からイギリス軍によって建造されました。ダイヤモンド丘(CAP DIAMANT)に立つ星型の城塞です。総督本部、英国王及び皇太子の砦など25の建物があります。現在は、カナダ唯一のフランス語を話す軍隊：カナダ第22連隊が駐屯しています。夏には毎朝衛兵交代式を見ることが出来ます。衛兵交代式は、フランス語で行われる事で有名です。ダルム広場(PLACE D'ARMES)から徒歩15分です。
ノートルダム聖堂（Basilique-cathedrale Notre-Dame de Quebec）：ケベックのカトリックの中心といえる大聖堂で、ケベック大司教座所在地であり、新大陸で最初に建設された聖堂です。聖堂の外観だけでなく内装も見応えがあり、保存されている宝物にはフランス統治時代の絵画や銀器など貴重なものも多いです。ダルム広場(PLACE D'ARMES)から徒歩7分です。
シャトー・フロントナック（Chateau Frontenac）：セントローレンス川の岸辺に聳えるホテルで、ケベック市のランドマークとなっています。1880年代のケベック美化運動における豪華ホテル建設の一環として1893年に建築されたフランスの古城を模したホテルです。急傾斜の青銅の屋根と煉瓦造りの外観が見事です。
プラス・ダルム（Place d'Armes）：旧市街の中心にある、とてもにぎやかな市民の憩いの場所がダルム広場です。サミュエル・ド・シャンプラーンの銅像や、信仰の記念碑と呼ばれる噴水があります。プラス・ダルムはフランス統治下に、軍隊のパレードや演説がよく行われた場所です。シャトー・フロントナックの前にあります。シタデルから200m、徒歩5分です。広場の前には、ケベック州観光局があります。北米フランス博物館（Musee de l'Amerique Francaise、Seminaire de Quebec）：ユニークな芸術、科学関連のコレクションや古いコインを多く所蔵する博物館です。展示からはアメリカ大陸においてのフランス文化の歴史を感じる事ができます。もとは1663年に設立されたケベック神学校の建物です。神学校は後に発展し、北米最古（1852年、ハーバード大学の1年前に創建）のフランス系大学である旧ラヴァル大学となりました。ダルム広場(PLACE D'ARMES)から徒歩10分です。
ケベック・カーニバル（Carnaval de Quebec）：1894年より続く謝肉祭のカーニバル。カナダ最大規模で、雪や氷の建造物が建てられ、厳寒の夜の市街地をたくさんのパレードが続き毎年百万人以上の人々で賑います。毎年2月に17日間の日程で開催されます。世界最大の冬の祭りとも言われています。
テラス・デュフラン（Terrasse Dufferin）：シャトー・フロントナックに始まり約700m続く木製の歩道です。総督の散歩道へと繋がっています。セントローレンス川と南岸やオルレアン島・ホテルシャトーフロンテナックを眺めるには絶好の場所で、夏には大道芸人が出て見物客で賑わっています。ダルム広場から徒歩1分です。ロウワー・タウン
プチ・シャンプラン地区（Quartier du Petit Champlain）：狭い石畳の道が印象的な、再興された歴史的地区です。ブティックや工芸品、レストラン、土産屋等の店が立ち並んでいます。生き生きした芸術的な雰囲気が観光客に好評です。テラスデュフランへのケーブルカーがプチシャンプラン地区から出ています。ルー ドゥ ラガール デュ パレ(RUE DE LA GARE DU PALAIS)から徒歩20分です。
ロワイヤル広場（Place Royale）：ルイ14世の胸像が建つ小さな広場です。ケベック・シティ発祥の地で、1608年シャンプランが最初の居留地をロワイヤル広場に築きました。17世紀中頃には、市が立ち商業の中心地となりました。アッパー・タウン（新市街）
州議事堂（Hotel du Parlement、Parliament Buliding）：ケベックでは歴史的に大変重要な場所です。4つのウイング(棟)が四角形を作る様に建てられた堂々とした造りで、16世紀のフランス古典主義の影響を受けた北アメリカでもユニークな建築物で、1886年建築のフレンチ・ルネッサンス様式です。議事堂の尖塔の高さは50mあります。ダルム広場(PLACE D'ARMES)から徒歩10分です。
戦場公園（Parc des Champs de Bataille）：歴史的な場所であると同時に、自然・レジャー・文化・科学の場ともなっている国立公園です。「アブラハムの平原」の名で知られるこの場所が、1759年の英仏戦争の決戦場となりました。マーテロータワーやジャンヌ・ダルク庭園などの見所があります。新市街、城塞の南にあります。ケベック・シティ郊外
モンモランシーの滝（Chute Montmorency / Montmorency Falls Park）：景色の美しいモンモランシー公園内にあります。ケーブルカーがレストラン、レセプションルーム、ブティックなどがあるモンモランシー館まで走っています。滝の高さは83mで、ナイアガラの滝に比べて30mも高いです。ケベック市内から12km、車で15分です。
オルレアン島（Ile d'Orleans）：セントローレンス川に浮かぶ全長34km、最大幅8.8kmの島です。1648年に入植が始り、1935年に鉄橋ができるまでは本土との交流が少なかったため、ケベック様式の伝統家屋が多く、入植当初の面影が今も残っています。市内からモンモランシーの滝近くまで来ると右手に鉄橋があり、鉄橋を渡ればオルレアン島です。 旧市街から車で約15分です。ケベック・シティ気温と降水量
| 月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
| 平均最高気温（℃） | -7.9 | -6.1 | 0.1 | 7.8 | 17.1 | 22.2 | 25.0 | 23.4 | 17.7 | 10.7 | 2.9 | -4.8 |
| 平均最低気温（℃） | -17.6 | -16.0 | -9.4 | -1.3 | 5.3 | 10.6 | 13.4 | 12.4 | 7.2 | 1.7 | -4.3 | -13.4 |
| 降水量（mm） | 89.8 | 70.6 | 90.3 | 81.2 | 106.1 | 114.2 | 127.8 | 116.7 | 125.5 | 101.7 | 102.0 | 104.4 |
| 降雨日数（日） | 18.5 | 14.9 | 14.3 | 13.3 | 14.3 | 13.7 | 13.8 | 13.9 | 14.2 | 15.1 | 16.4 | 19.5 |
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